昔のパチンコ店は店員のガラが悪い時代!
私が始めてパチンコ店員になったのは、今から15年ほど前になります。
その時はパチンコ店で働くと言う事にかなり悪いイメージを持っていました。
その当時は今みたいに若くて可愛い女の子がいませんでした。
かわりに、パンチパーマのいかついおばちゃんがかなり多かったです。
今のパチンコ店では、接客サービスに力を入れるのが当たり前になってきていて若い、可愛い女の子や若いイケメンの男の子などが、かなりの数働いています。
知らない間に時代が、ギャンブル場から、アミューズメントに変わったです。
※私が働き始めた当時は、接客という概念は全くありませんでした。
昔のパチンコ店の先輩はイカつい人や怖い人が多かった!
パチンコ店の、先輩スタッフ?はかなりイカつい髪型で、どう見ても本職のような人や、過去に本職をしていた人もたくさんいました。
今のパチンコ店なら、お客様と喧嘩をしたらクビになることも多いと思います。その当時のスタッフは血の気が多い人が多く、ほぼ毎日お客様と喧嘩をしていました。
月に数回は、殴る蹴るの喧嘩がありました。
初めてのパチンコ店勤務は本当に緊張したのを今でも覚えています。初日はヤクザみたいな人たちに囲まれて、足がガクブルで動けませんでした。
パチンコはした事があったのでルール的なことは大丈夫でしたが、間違ったところに就職したのではないかと本気で心配しました。
※周りの人達がまだ20歳くらいの私に、本当に親切にしてくれたのを忘れません。
昔のパチンコ店はマイクパフォーマンスうるさかった
今のパチンコ店では、マイクでアナウンスする事も少なくなってきました。
その当時は、マイクパフォーマンスがかなり必要だったので、初めての時は恥ずかしさで緊張しまくりでした。
お客様が大当たりをすると、マイクで
「○○番台!フィーバースタート!」
とカッコよく言わないといけません。
しかもそれが、大当たりする度にだから嫌にもなってきます。あまりに忙しい日なんかは、喉が枯れて声も出なくなったりもしました。
※それでも、マイクパフォーマンスを必死でやっていました。
「呼び込み」と呼ばれるマイクパフォーマンス
働き始めて一ヶ月くらいすると、呼び込みと呼ばれるマイクパフォーマンスにチャレンジしました。
パチンコ店での呼び込みマイクというのは、
「朝10時から1時間」
「昼の3時から30分間」
「夕方の6時から1時間」
この時間帯は、ラッキータイムという時間になっていました。
ラッキータイムというのは、
「その時間内で大当たりすると、出玉を交換せずに無制限で出玉で遊べますよ!」
といったサービスです。
出玉で遊戯が出来ると、お金を入れなくてもいいので、気分的にも楽になってきます。
そのようなラッキータイムを盛り上げるためにマイクで呼び込みをするのです。
パチンコ店の呼び込みはかなり大変
パチンコ店での呼び込みマイクは、かなりハードです。
この30分間はひたすらマイクでしゃべり続けます。これでもかと言うくらい大きな声で煽り倒します。
その30分で500回くらいは
「○○番台!○○番台!フィーバースタート!」
と連呼していました。
今のパチンコ業界ではありえない光景です。
近所にはそういったうるさいパチンコ店ばっかりだったので、それが普通と思って働いていました。
今から15年前の話です。
営業中のマイクパフォーマンスもそうですが、その当時のパチンコ店の客層はかなり悪かったのです。今みたいなパチンコの規制もなかったので、当たれば15連チャンや20連チャンなど当たり前でした。
大当たり一回の出玉も今みたいに1500発ではなく、2200発くらい出る台が多かったように思います。
※もちろんギャンブル性も激しかったので、負けるときには5万円くらいはすぐに負けてしまうのです。
個人経営の小さなパチンコホール!
私が働いていたパチンコ店は、規模の小さい個人で経営している店舗でした。お世辞にも繁盛しているとは言い難いお店でしたが、毎日楽しく仕事をさせて貰う事が出来ました。
そのお店は、店長と主任、副主任と班長がいて、その下に私を含めた平社員が5人働いているといった形態でした。
昔のパチンコ店でもボーナス(賞与)が貰えた!
私が初めてパチンコ店員で働いていたときは、毎日が本当に楽しかったです。パチンコ店も個人経営の小規模の店舗だったので、お客様の数がかなり少なかったのです。
230台の遊技台がある店で、常に40人くらいしかお客様がいませんでした。それでも土曜日や日曜日になると、お客様の数も100人くらいになってきます。
日曜日は忙しかったです。そうこうしている内に、初めてのボーナス日が来ました。
※その時は、働き始めてから1年近く経過していました。
パチンコ店で働き出して初めてのボーナス!
毎月の給料も多く頂いていたので、ボーナスって言ってもそんなにないだろうと思っていましたが、封筒を開けて頭がボーっとなりました。どういうわけか20万円も入っていたのです。
嬉しくて嬉しくて一週間で使い果たしてしまいました。飲みに行くとすぐに使い果たしてしまいます。
昔のパチンコ店 ホールでタバコ吸い放題
その当時は、タバコもホールで吸い放題でした。お客様の前でプカプカして休憩しているのです。
大当りがしたり呼び出された時にはタバコを置いて、急いでお客様の対応に向かいます。お客様に対しても接客といった概念はない時代だったので、今みたいに一礼したりといった事は誰もしていませんでした。
しかし、パンチパーマで刺青の入っているいかつい顔したおっさんが笑顔で、「ビシッ」と一礼していても嬉しくないですよね。
そんな感じでしばらくの日が過ぎてある日、大事件が起きました。
※その当時の、大人気台のモンスターハウスで、裏ロムを仕掛けられて、3日間で22万円抜かれたそうです。