パチンコ台の遠隔操作とは?
パチンコ業界では、裏ロムや遠隔について昔からいろいろと言われてきました。
遠隔というのは誰でも知っているとおり、パチンコ店の事務所からパソコン操作で信号を送り、パチンコやスロットの遊技台に大当たりを発生させることです。
パチンコ店の裏ロムは、パチンコ台やスロット台に直接不正改造された基盤やロムなどのチップを取り付け、そのデータ通りに大当たりや連荘を発生させるというものです。
パチンコ店はその日のすべての売り上げから1割程度を利益として、残りの9割を客同士で取り合うのが基本なわけで、必ずと言って良い程、1割は確実に儲かる商売です。
パチンコの遠隔操作は本当にある?
パチンコやパチスロを良くする人なら、一度は考えた事があると思います。
「この店の台は、絶対におかしい!裏で遠隔してんのとちゃうか?」
そんな事を考えた事があると思います。
パチンコ台で遠隔操作は100パーセント可能!
パチンコの遠隔操作は、できるかできないかで言えば、100%できます。
「次の回転で、大当たりをさせる!」
と思えば、間違いなくきっちりと大当たりさせる事ができます。だからといって多くのパチンコ店が遠隔操作をしているかといえば、答えはノーです。
パチンコ店側は遠隔操作がバレて、信用を失うリスクが高いからです。
遠隔操作は莫大な設備投資が必要
パチンコやスロットの遠隔操作には莫大な初期費用が発生します。小型店でも遠隔操作システム構築及び機器の取り付け等で、億単位のお金が必要になってきます。
遠隔操作でお客様が増えたとしてもその時だけです。遠隔操作の設備投資に費やした億単位のお金は、簡単には回収することができません。
遠隔操作をしたからと簡単に億単位のお金が回収できたら、お客様は負ける人がかなり多くなります。遠隔操作で繁盛したパチンコ店は、ほとんど無いと思われます。
※現在繁盛しているホールが、過去に遠隔操作をしていたかどうかは不明。
パチンコ店 遠隔操作の悪い点は、見つかれば倒産
パチンコ店における遠隔操作のデメリットはもう一つあります。それはいつ店が潰れて廃業になっても仕方がないというリスクも生じます。このご時勢、パチンコ店の遠隔操作が世間で公になった場合、新台入替や出玉サービスをしても、二度と客は集まりません。
遠隔操作が見つかった時点で倒産という事になります。
遠隔操作は儲けるためにあると思われがちですが、初期投資もかなりかかります。こういった遠隔操作をするパチンコ店は遅かれ早かれ潰れていくのです。
全国探せば遠隔をしているパチンコホールは少なからずあると思います。
儲かるパチンコ台には遠隔操作は必要?
パチンコやスロットは客が来れば全体でみれば儲かるでしょ?普通はそう思いますよね。それでも遠隔操作が必要なホールも少なからず存在します。
パチンコ店では遠隔操作することによって、なかなか大当たりが発生しにくい機種などの客つきの悪い遊技台を、出玉をたくさん出して宣伝することができます。
出玉性能が低い機種には誰も寄ってきませんので、法律には反しますが遠隔操作で大当たりを出して新たな客を呼ぼうとしているのです。
単純にパチンコ店は売上からおおよそ1割から2割程度儲けます。売上が上がれば1割の金額も大きくなるわけで、裏ロムや遠隔操作をするのです。
遠隔操作が見つかって営業停止になるホールも
過去にも結構なパチンコ店が、遠隔操作などで営業停止処分を受けています。ネットで検索したりしてみると、警察の捜査状況の動画があったりもします。警察による摘発後、実況見分でパチンコ店事務所からパソコンで簡単に各パチンコ台が大当たりを始めます。
パチンコホールに設置されている遠隔操作専用のパソコンで台番号を入力すると、一瞬の内にその台が大当たりする様子も見れます。
※動画は現在削除されて見れません。
パチンコ台で遠隔操作をする必要性とは?
パチンコ店の遠隔操作は、客に大当たりを出さないためではなく、出玉状況を演出するために存在していました。パチンコの客は他人がドル箱を積み連荘している光景を目の当たりにすると、連鎖反応でお金をつぎ込む傾向にあります。
射幸心を煽るのが、遠隔操作の目的の一つです。
射幸心を煽るのが第一の目的です。
パチンコ台 遠隔操作発覚後は営業停止処分
現在は法律も厳しくなってきて、遠隔操作なんかをすればパチンコ店は店の信用をなくしてしまいます。
パチンコ店における遠隔操作や裏ロムの設置は、摘発されると営業停止処分となります。短くても3ヶ月程度で悪質だと判断されれば、6ヶ月以上の営業停止処分もあります。
営業停止になればその後客は来なくなります。というか営業出来ないので客はいません。
そういう時代になってきたのもあって、現在では遠隔操作をしているパチンコ店は、ほぼ存在しないのではないでしょうか?
昔のパチンコ店は遠隔操作をしているホールも
昔のパチンコ店のCR機が出始めた頃なんかは、遠隔操作が多かったのも懐かしく思います。そして遠隔操作システムは設備費用が半端なく必要です。
数千万円から億単位の設備費が必要になります。
今のパチンコの基準では設備投資以上に回収するのは不可能なので、遠隔操作のシステムを新たに入れるということは考えにくいです。
大手パチンコチェーンは遠隔操作の可能性が低い
大手のグループ会社になればなるほど、こういった設備はなく健全な営業をしていると思われます。一店舗不正が発覚すれば、全店舗が信用をなくして大きなダメージを受けます。
かといって遠隔操作の可能性はゼロとは言えませんが、確率はかなり低いはずです。
全国に100店舗クラスのパチンコチェーンが遠隔操作発覚すれば、関係ないグループ店舗全て信用を落とします。
遠隔操作使用は、リスクが高いですね。
パチンコの裏ロムもヤバイ!
パチンコ台の裏ロムも怖いですね。
裏ロムは、パチンコ台を大当たりさせることも出来ますが、全く当たらなくさせることも可能です。大当たりさせて帳尻を合わせる為に、当たらない設定にしてあることがあります。
そうなればいくら現金投資をしても大当たりは来ません。お金だけが吸い取られていくのです。その吸い取った分で他の人に派手に還元して、出玉をアピールしたりできます。
連チャンが大きくなるとギャンブル性が高くなり、店は自然と売上が上がります。
見分けることも、不可能に近いので注意が必要です。
パチンコの裏ロムは小遣い稼ぎなどの不正に?
パチンコ店の裏ロムは、従業員のこずかい稼ぎにも使われていることがあります。
店長やオーナーに見つからないようにパチンコ台に裏ロムを仕込み、知り合いの客などに打たせて後からお金をもらうやり方です。同じ店に通っていて同じ人だけが同じ台で連日大連チャンをしてれば、注意して見ておいたほうが良いのかもしれません。
時代も時代なので少なくなってきているとは思いますが、唯一の娯楽であるパチンコが楽しめなくなるのは本当に辛いことです。
怪しい人を見つけたら、即パチンコ店員さんに報告です。
間違っても自分から直接声をかけてはいけません。