パチンコの体感機って何?
パチンコやスロットのゴト師って聞いたことがあると思います。
ゴト師がパチンコホールから不正に出玉を出す行為に使用するのが、体感機と言われる道具です。パチンコの体感機は一定の周期を狙い撃ちしたり、あらかじめ仕込んでおいたプログラムを発動させるのに使われます。
普通にパチンコをしている人でも気がつかないように、となりで体感気を使って永遠に確変の連チャンを継続させる事も可能です。
体感機の製作コストが高い
パチンコで違法に出玉を出すことができる体感機のコストは非常に高いと聞きます。体感機をひとつ作るのに何十万円も掛かるとか掛からないとかの噂もあるくらい、体感機の製作コストは高額です。
ホールで見つからないよう体感機をうまく使うために、自宅などでかなり練習を積むという話も聞きました。パチンコやスロットで体感機などの不正行為をする客は一歩間違えると危険な目に合うので、パチンコ店で体感機を使用した疑いのある客への慎重な対応が必要になってきます。
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体感機の使い方
上手く使えればかなりの出玉を稼ぐことができる体感機は、誰でも簡単に使うことは難しいです。
ゴト師が体感機を使う際には、服の中にたくさんのハーネス(配線)を通して、両足にスイッチが付いているのが一般的です。大当たり乱数の一定の周期を探すのに靴の中のスイッチで調整したりしながら、絶妙な感覚でタイミングを合わしていきます。
基本的に体感機を使っての大当たりはゴト行為なので他人に見つからないように見た目には分からないよう操作をしてパチンコのスタートチャッカーを狙って打ちます。
体感機の使用は結構覚えることも多くセンスと練習が必要なので、誰でも簡単に体感機を使えるわけではありません。
パチンコ海物語で連日7万発の出玉
その日の勤務中、パチンコ海物語で、連日7万発程度の出玉を獲得して帰る客が居て3日ほどマークしていました。5日目には夕方時点でドル箱30箱以上を積み上げ、確変の連チャンが20回を超えています。
5日連続でパチンコ海物語で曝連させていたのです。
その体感機ゴトの疑いのある客は、見た目にはガテン系の風貌で身長が180センチで結構筋肉質のがっちりした体格です。
年齢は40手前位で目つきが鋭く、黙々とハンドルを握って打っている感じの客です。見た目に悪そうな感じも漂っていました。
ホールスタッフと主任に、体感機ゴトの客の近くで打ち方をチェックするように指示をして、私は事務所の監視カメラの映像でその客の打ち方を確認していました。
その客は貧乏ゆすりをしたり服に手を当てたりと、見ていると不審な動きにみえて仕方がありません。30分程度経過してから主任と確認をして、海物語で連日7万発出す客を事務所に呼びました。
この時点では、体感機を使っているゴトの証拠がないので、言葉使いは丁寧に話しかけます。
主任 「毎日20万円ほど海で出してるみたいですが、何かおかしな事はされていませんか?」
客 「普通に打ってるだけで、毎日連チャンが止まらんのや!」
主任 「毎日5日間もそれだけの出玉を出すなんて、普通ではありえないことなんです!」
客 「それは俺に悪いことしてると言いたいのか?」
主任 「そうではありませんが、最近は体感機や電波ゴトが流行っているみたいなので、確認だけさせていただけませんか?」
客 「俺を疑ってるというんやな!」
主任 「そうではないんですが、店の決まりで服の中だけ確認させて頂きたいんです!」
客 「なんで俺が服の中見られんとあかんのや!おかしいやろ!」
主任 「お気持ちは分かりますが、すぐに済みますのでご協力お願いいたします!」
こんなやりとりが数分続いたあと・・・
ボディーチェックするも体感機がない
客 「服の下確認してもいいで!別に何もしてないさかい。早く済ませてや!」
主任 「ありがとうございます。では失礼します!」
と言いながら、体感機ゴトの疑いのある客の服の下に手を入れたり、ポケットを探るが何もありません。
もしかして靴の中に?と思ったのか主任は客に言い放ちます。
主任 「最後に靴の中を確認させて頂いてもよろしいでしょうか?」
客 「靴脱いだらいいんか?」
客はあっさり靴を脱ぎだし、靴下まで脱いでくれる始末。
さすがにパンツの中まで確認はしませんでしたが、十分に確認はさせて頂いたので大丈夫そうです。
ズボンから服まで調べても体感機はおろか怪しいものは何も出てこず、丁重にお礼を申し上げて台に戻って打って貰うことになりました。
体感機ゴトの疑いがあればボディーチェック
私は間違いなく体感機を使って海物語の確変を連荘させていると思っていただけに、何か不思議な気持ちになりました。
客が文句を言わず店側のボディーチェックを受けて、何もなかったのでそれ以上はどうしようもないですが、その後も監視カメラで見ていましたが、特に不審な点は見当たりませんでした。
証拠が無い以上、出玉交換も普通にして頂きますし、客には普通に遊戯もして頂きます。
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パチンコ台を叩く客に注意したら街宣車がやってきた!
パチンコ客は店側のボディーチェックを断れる?
パチンコ店のボディーチェックを断る客は、ゴト師以外には居ないと思われがちですが、普通に打っている客にボディーチェックをお願いすると、すごい剣幕で怒ってくる客もいます。
パチンコ店側が不審な客と判断した場合には、必ずボディーチェックが必要です。断ったりする客には出玉の交換を認めないので、最終的にはどの客も仕方なく応じてくれるようになります。
店側も体感機によるゴト行為の被害を受けている可能性があるので、ボディーチェックを断り暴れたり切れたりする客には、警察を呼んでしっかりと対応することが必要です。
体感機の使用を疑われたらボディーチェックされる店と印象を周囲に与えておけば、ゴト師は自然とそのホールには行かなくなります。
基本的にゴト師に体感機などの不正行為をされる店は、普段からのセキュリティーの甘さと客にナメられる店に育ってしまっている気がします。
ゴト師が来ないように日頃からの出玉の確認と、そんな客への対応を考え実践していかなければいけません。