パチスロ吉宗でゴト被害にあった話!
ゴト行為で、不正に遊戯玉を換金するのは本当に悪いことです。
最近のゴト師は、従業員や客に見つからないような複雑な手口を使い、不正に電波を使った手口でスロットのメダルを換金するとの情報もあります。
パチンコ店のゴト行為というものは、証拠がなければ捕まえるわけにも行かず見つけるのが大変です。
過去に働いていたパチンコホールでは、パチスロ吉宗でゴト師により2万枚程度の出玉を抜かれた事があります。
証拠を押さえて従業員で取り押さえ、ゴト師を警察に引き渡した事件について書いています。
最近のスロットゴトは、簡単に見つからない複雑な手口や、電波を発信し内部設定を変更する手口があるとの事です。
最近のゴト師の手口!
最近、パチンコ店におけるスロットゴトでは、
「電波を発信して、スロットの内部設定を6に変更する!」
そんな手口が存在するとの情報もあります。
電波で設定を変更できるということは、閉店前に元通りの設定に戻しておくことも可能かもしれません。
そうすると、出玉異常や設定変更の際に気付かれることなく、連日ゴト行為をされる可能性もあります。
パチンコ店でゴト師逮捕の瞬間を目撃!
私がパチンコ店で働いている時に、ゴト師を見つけて対応したことがありました。
10年近く働いていましたが、5人ゴト師が逮捕された瞬間を見てきました。
スロット機種は当時有名な4号機吉宗!
あるときは、「吉宗」というスロットの爆裂時代にさかのぼります。一度ビッグボーナスが当たれば、711枚獲得できる大量獲得機の連チャンマシンです。
この吉宗でビッグの1G連荘を10回以上させていた客がいたのです。昔の4号機爆裂時代の吉宗を打った事がある人ならわかると思います。
4号機吉宗の出玉性能は連チャンの上限が基本的に5連までで、その後は一回ずつのみ連チャンが増える可能性がある機種です。6連や7連はしても10連以上することは確率的に困難になります。
そんな1G連の10連チャン以上を一日に2回もさせていたら、さすがに注意して観察します。吉宗の連日の出玉を見ていると、怪しいメダルの出方はすぐに分かります。
この客は、ゴト行為で吉宗の連荘をさせていたのです。
4号機吉宗で体感機で吉宗の1ゲーム連を誘発
吉宗を打っている怪しい客をカメラで監視していると、腕の手首のあたりからワイヤーが出ていて、それをスタートレバーに引っ掛けてタイミングを測り遊戯していたのです。
この手口は、
「体感機で大当たり周期を狙い打つ方法」
でパチスロのゴト行為の一番多い部類に当たる打ち方でした。
パチスロ機の吉宗と言う台は、ビッグボーナス中は「7」が揃えば連チャン確定なのですが、体感機を使って大当たり周期を熟知しているので、狙えば簡単に「7」が揃い、ひたすら連チャンが続いていきます。
吉宗を普通に隣で打っている人は全く気が付かないくらい、ゴト師もかなり熟練しているように感じました。
パチスロ吉宗で抜かれた枚数は、20000枚超!
ゴトをされた吉宗の出玉は夕方で2万枚近く吐き出しており、換金すると40万円相当のコインを吐き出しているのです。
とりあえず、この出玉は換金することはないにしても、ゴト師を捕まえて警察に引き渡さなくてはいけません。
下手に言い訳ができないように、証拠も抑える必要があります。
吉宗でコインを抜いたゴト師の証拠は押さえておきたい!
吉宗でのゴト行為の証拠はカメラでズームして録画してあるので問題はないのですが、使っている体感機を証拠として抑えないといけません。
この時は、吉宗を打つゴト師に逃げられないように強攻策に出ました。
ゴト師が暴れても大丈夫なように、小さい頃から空手をやっていたという班長と、平社員5人を集めてスロットのシマに向かいます。スロットの通路を一人ずつ封鎖して、逃げれなくしてから私がゴト師の腕をつかみます。
そして、ついにパチスロ吉宗のシマに到着です。
ゴト師を捕獲しに行くがキレて暴れる
ゴト師は、予想どおりにキレて怒ってきました。こっちはゴト行為の証拠を抑えるために、後ろから羽交い絞めにして話しかけます。
ゴト師が暴れだしたため、数人で取り押さえて事務所に連れて行きました。
ゴト師の服の下には無数の配線と変な形のスイッチが
ゴト師を事務所に連れていき暴れないように数人で威嚇して、服を脱ぐように指示しました。観念したゴト師は素直に服を脱いでいきます。このゴト師の体には、結構な数の線がつながっているのです。
右足の親指あたりにスイッチがついた機械が入っていて、そこから左足と右腕まで数本の線がつながっているのです。変な機械が2個出てきました
ゴト師を警察に引き渡す
証拠が固まったところで、警察に連絡をして到着した警察官に連れて行かれました。ゴト師は逮捕されると思わなかったみたいでかなり落胆していました。
「警察に捕まれば、組織の人間に狙われる!」
と心配していました。
その後私も、警察署に呼ばれ被害届と事情聴取を受けました。
ホール内に設置している吉宗を警察に調べられ色々と質問されました。こっちはゴト行為で、大量のメダルを出されて被害者なのに、警察署での事情聴取は3時間にも及びました。
同じことを何回も聞かれて、本当に大変でした。
ホールでのゴト行為の実況見分はやめてほしい!
後日、実況見分で警察が来て犯行時の再現をするのですが、お客さんもいる中でゴト師が再現するのですが本当にやりにくかったです。大体はパチンコ店の営業前か休日に実況見分が行われます。パチンコ店でゴトをされるのは、本当に困ります。
無事にゴト師を捕まえれたのですが、ゴト師を捕まえるには危険がいっぱいです。警察との連携やパチンコ店員同士の連携をしっかりとって、安全に対応しないといけません。
そして何より、他のお客様と従業員スタッフの安全を一番に考える必要があります。一歩間違えれば、重大な事件にもなりかねません。
パチンコ店でのゴト行為は、なくなって欲しいと願っています。