パチンコ台の釘は折れるときは折れる
パチンコの台の釘調整は、毎日データ管理しながら回転数を調整するために、日々店長や釘師と呼ばれる釘調整専門の人が釘を叩いて調整しています。
パチンコ台の釘は稼動が高ければ高いほど折れやすい
パチンコ台は、稼動が高ければ高いほど釘の寿命が短くなるものです。
機種にもよりますが、人気シリーズの海物語などは、連日の高稼働で営業中に釘が折れることもあります。特に折れやすいのが「命釘」と呼ばれる、スタートチャッカーの入口の二本の釘です。
パチンコの台でお客様が遊戯している時に、パチンコ台の命釘が折れた場合はどのような対応をするべきなのでしょうか?
パチンコ店が営業中に折れた釘を打ち直すのは法令違反
今のパチンコ業界では、営業中に折れた釘を新しく打ち直すのは不可能です。
法律や条例の関係で、営業中に遊技台の釘が折れた場合は「調整中」といった形で遊戯ができなくなります。
一昔前では、営業中に店長が折れた釘を抜いて、新しい釘を打ち込んだものですが、現在ではできなくなっています。
パチンコ遊戯中に釘が折れた場合の対応
お客様が確変などの出玉状態が良い場合には、大抵クレームやトラブルに発展します。
店としてもできることなら、新しく釘を入れ替えて遊戯してもらいたいものですが、それをしてしまうと営業停止などの処分を受ける可能性もあります。
仮に5万円投資して、大当たりが一回もない状態で釘が折れたとしても、お客様に遊技台を移動してもらわないといけません。
このようなケースだと、納得してもらうことが難しいのも事実です。
「入れたお金を返せ!」
なんてことを、当たり前のように言われます。
パチンコ店の正社員の役職になると、このようなお客様をどのようにして納得させるかの力が試されます。
お客様が投資したお金は、どのような理由があっても返金することが出来ないのは仕方がありません。
しっかりと納得してもらえるだけの話術が必要です。
釘折れはお客様を納得させるのが難しい
お金を入れて遊戯しているにもかかわらず、釘が急に折れたりすると怒るお客様も当然ですが存在します。一方で確変に入り大当たりが続いて気分の良い状態で釘が折れた場合は、若干お客様も納得しやすい傾向にあります。
しかし確変中や時短中に釘が折れた場合は、その時点で遊戯を続行することが不可能です。
「確変や時短が終わるまではこのまま打たせて欲しい!」
と言われますが、私の場合はきっちり説明してその時点で終了としています。
パチンコ台の釘が折れた場合の確変や時短の保証は?
ここで問題なのは、確変中や時短中の出玉の保証です。
さすがに、機械トラブルとは言え釘が折れたときはきちんと保証します。
社員がスタートチャッカーに玉を入れてデジタルを回します。
次の大当たりが確変であれば、次回の出玉分を用意してお客様に渡すのです。
時短の消化は、お客様には申し訳ないですが諦めてもらいます。
このような場合でも、きちんと理由を説明してお客様と向き合って話をすればわかってくれます。
私も何十回とこのような対応をしてきましたが、トラブルになったことはありません。
トラブルに見舞われたお客様には心を込めて謝罪
せっかくパチンコ店に足を運んで打ちに来てくれるお客様には、
「何とかしてあげたい気持ちはあるのだが、できなくて大変申し訳ない!」
という気持ちを込めて会話することが、とても大きなポイントです。
パチンコ店で正社員になり役職に就くようになると、このような対応が多くなります。
機械トラブルでお客様にきちんと説明し納得してもらうのも、実力の内です。
いざとなった時に、お客様が納得してもらえるように、日々お客様のことを真剣に考えお客様に信頼されていれば、お客様は絶対に納得してくれます。
あなたの働く姿勢を、お客様は毎日しっかりと見ています。
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