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どんな現場に行くのか当日まで分からない!
私が、日雇いバイトで日払い制の土工をしていた時の事です。
仕事を終えて帰ってくると、社長に呼び止められ
「明日から、別の現場に応援行ってくれるか!」
と言われたので、
「はい!」
という流れに。
そこで、私は社長に聞き返します。
「社長、明日の現場はどんな仕事をするんですか?」
社長は、
「明日行ってみたら分かるから、とりあえず行ってみて!」
こんな感じのやり取りで、次の日に指定の現場に向かうことに。
新規入場の用紙の記入!
現場では、新しい作業員が入ると新規入場の用紙を記入しなくてはいけません。
この新規入場の紙には
「名前」
「生年月日」
「血液型」
「住所」
「緊急連絡先」
「所持している資格」
「誓約書」
に記入して、サインをしなくてはいけません。
この新規入場の用紙を書いて、現場監督から1時間程度の新規講習を受けたあと現場に合流して仕事が始まります。
この日の仕事内容を聞いていなかたので、かなり心配でした。
建築現場での足場の解体作業だった!?
しかし、応援先の鳶職人の格好を見て聞かずとも何をするのか分かってしまったのです。
私は、高所恐怖症で高いところが大の苦手です。
ちょっとでも足場の上に上がると、恐ろしくて足が震えてしまいます。
足場の三段目くらいになると、歩くのもビビる始末です。
そう仕事内容は、建築現場での足場の組立と足場の解体です。
一般には鳶職と言われる仕事で、高所でも他の業種の職人さんが仕事が出来るように、足場を組み立てていくのです。
建築現場作業員の日払いに釣られて働いた結果!
高所での解体作業が始まる!
応援先の職人さんに挨拶を終えたら、仕事に掛かります。
この日の仕事内容は、5階建ての仮設足場を解体するという仕事です。
鳶職人の足場解体は、インパクトを使用する!
足場は、全て単管で組まれており職人さんがインパクトという電動工具を使ってバラしていきます。
私は日雇いのバイトなので、解体した単管を運び出し、長さごとに分けて綺麗に整理していきます。
足場材は、クランプで固定!
単管は「クランプ」と言われる固定具で留められています。
このクランプにも二種類あって「自在型」と「直交型」に分かれています。
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鳶職人の手元はキツいようでキツくない?
それを仕分けてコンテナに入れながら、ひたすら鳶職人さんの手元をこなしていきます。
5階という高所での作業は、安全帯を付けていても怖いものです。
鳶職人の仕事は、落ちたらアウトの命がけ!
足場をバラしているところは、安全帯を付けるパイプがないので、地上に落ちたら即アウトです。
安全帯があっても意味が無いのが、恐ろしいくらいです。
手元作業のアルバイトは、解体した資材の積み込みと運びがメイン!
鳶職人さんがバラした単管を足場の隅に束ねておき、ある程度の数量になったらクレーンに合図を送り、地上におろしていきます。
下では別の鳶職人さんがトラックに積み込んだりと、作業をしています。
ここまでは、なんとかがんばれたのですが、足場板を運ぶのが本当にきついです。
鳶職人さんは、高所でも慣れた手つきで次から次へと運びますが、私は怖いのと重いのでフラフラです。
足場板は、4メートルあり風が吹くとバランスを崩しそうになります。
鳶職人は凄い!体中が痛くなってくる!
足場用の資材を下に落とせば、大事故につながるので慎重になんとか運んでいきます。
10時の休憩の時点で、腕と足腰はパンパンです。
特に足元に気を使うため、腰がすごく痛くなります。
夏の暑い日ではなく、良かったと思います。
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解体作業中は安全帯を掛ける場所がないこともある?
昼までに3階部分まで足場の解体が進み、昼からはだいぶ慣れてきました。
建築現場での事故は、足場を組み立てたり解体する鳶職人が一番多いそうです。
特に安全帯を付けていないために、死亡事故が発生するので安全帯はきちんとしておかないと注意されます。
しかしですよ。
場合によっては、安全帯を掛ける場所が無いことも!
鳶職人が足場を解体しているときは、解体作業中なので安全帯のフックを掛けることが不可能なことがよくあります。
安全帯を掛けたくても掛けれない状況も出てくるのです。
15時休憩時には、すでに体力の限界に!
高所作業は本当にキツくて大変で嫌になります。
15時の休憩の時点で体力が極限状態で、フラフラになってきました。
鳶職人の人たちは元気で、余裕を見せて笑いながら仕事をしています。
慣れというものは、本当に凄いと思った瞬間です。
明日も、鳶職人の手元をするハメに!
17時に無事に足場の解体が終了して、現場を後にしました。
残念なことに明日から1ヶ月、この現場で鳶職人の手元をすることになってしまったのです。
私が高所が苦手なのは知っていますが、一生懸命に仕事をしていたので社長に電話して頼んだそうです。
建築現場での鳶職人の手元作業は体力的にツライ!
建築現場での鳶職の仕事の足場の解体作業は、とてもツライ仕事です。
一歩間違えば、重大な事故につながりますし常に危険と隣り合わせです。
足場材の単管やクランプといった材料もとても重量物です。
足場板なんか一枚5キロ以上あるはずです。
こんなキツイ仕事を毎日こなしている鳶職人は、本当にすごいと思います。
鳶職や高所作業時の安全帯は常に点検を!
安全帯は自分の身を守ってくれる大切なものです。
常に安全帯の点検を行い、最善の策を講じておきましょう。
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