11月に行われる三種冷凍機械責任者試験に向けて!
もうすぐ年に一回の三種冷凍機械責任者試験が行われますが、試験を受ける人の勉強の進み具合はどうでしょうか?
二種冷凍機械責任者試験も同日に行われますが、三種・二種共に簡単ではなく、結構難しい試験に変わりはありません。
個人的にというより、一般的に三種冷凍機械責任者試験も二種冷凍も難易度はほぼ同じです。
※あくまで個人的な見解です。
どうせ冷凍の免許を取得するのなら、二種冷凍からでも良いと思ったりもします。
三種冷凍機械責任者試験の保安管理技術!
年々難化してきている三種冷凍機械責任者試験ですが、法令は軽く勉強するだけで合格点は軽く超えますが、一番の敵は保安管理技術の科目です。
三種冷凍では15問の問題が出題され、9問以上の正解で合格となります。
三令の保安管理技術の科目は、毎年試験問題を拝見しますが、二種冷凍の試験と比べると難問が多くなってきていると感じます。
しかも、過去問と同じような問題はほぼ皆無で、過去問の内容を深く理解していて初めて勝負が出来る問題が半数を占めています。
まもなく行われる、二種・三種冷凍機械責任者試験の最後の追い込み勉強に役立つ情報を、分かりやすく自身の体験などを元に書いてみたいと思います。
三種冷凍試験前は過去問の解説をしっかりと確認!
前回の記事でも大々的に書きましたが、三種冷凍試験の過去問をする上で大切なことは、解説を端から端までしっかりと読み込んで覚えることです。
覚えるというより、理解することが目的です。
三種冷凍機械責任者試験は過去問と全く同じ問題は100%出ない!
電工二種の筆記試験などのように、過去問がそのまま出題されたり似たような選択肢で問題が出されれば、暗記するだけで合格も狙えますが、はっきり言って三種冷凍や二種冷凍ではこの技が通用しません。
似たような問題は出ますが、文面を思いっきり変えられたり全く逆からの視点で問題を出してくる傾向にあるので、例えば、冷凍サイクルを自分の言葉で説明できるくらいに理解することが大切です。
過去問と全く同じ問題は出ませんが、問題に対する質問やポイントはたいてい同じなので、細かなところの勘違いや紛らわしいところの間違いをなくせば、十分に対応できます。
はっきりと言います!
暗記だけでは二種・三種冷凍試験に不合格になります。
理解して問題が解けないと本当に合格は難しいです。
定番の過去問題集はほとんどの人がこれを使っています。
この模範解答集は字も細かく慣れるまでが本当に大変ですが、内容は自分も使っていたので良くわかります。
しっかり問題と回答を確認し、解説を理解しながら勉強していれば、合格に近くなることは間違いないです。
この過去問題集を購入しても、答え合わせだけで解説を読まない人には、値段が高い上に合格できないパターンも出てくると思います。
この三令の過去問の値打ちは、問題にあるのではなく過去問題の解説に高いお金を払う価値があります。
11月に行われる三種冷凍機械責任者試験に向けて、頑張って欲しいと思います。
三種冷凍機械責任者試験の事前対策について!
三種冷凍機械責任者試験の事前対策は、やはり過去問題集の答え合わせと解説を重点的に確認して、わからないところやあやふやな部分を参考書で確認するといった、国家試験に慣れている人の定番の勉強方法がオススメです。
三種冷凍機械責任者試験の参考書は、結構たくさんの種類が発売されていますが、分かりやすくイラストの多い参考書が、細かな部分の知識を身につける上で役立ちます。
人気が高く多くの人に使用されている三種冷凍の参考書!
このテキストや参考書が三種冷凍機械責任者試験に人気のテキストです。
個人的にも強くオススメできる参考書となっています。
冷凍サイクルや冷凍の基礎といった一番大切な部分から、無理なく学習でき内容が分かりやすいイラストや、細かい部分まで分かりやすく目で見てわかる内容です。
冷凍の知識が全くない初心者でも、きちんと理解できるように作られている参考書と言えます。
三種冷凍機械責任者試験の問題の作り方!
これは知っている人が多いのか少ないのかは分かりませんが、二種・三種冷凍の試験ではある一冊の参考書というかテキストから問題が出題されます。
選択肢に含まれる文章や内容をこの本から抽出して、若干ひねりを加えて年に一回の国家試験に使われます。
その参考テキストとは、一体どのようなテキストでしょうか?
二種・三種冷凍機械責任者試験の講習に使われるテキスト!
実は知っている人も多いとは思いますが、三令も二令も11月の試験で科目免除出来る講習が事前に行われます。
日数は3日で最終日に検定試験と呼ばれる試験があり、それに合格すると11月の本試験では、三種冷凍機械と二種冷凍機械の試験で、法令だけの受験で済むのです。
まあ、費用も若干必要ですが、この講習に使用される参考テキストから問題が作られているのです。
三種冷凍専用 SIによる初級冷凍受験テキスト
上記のSIによる初球冷凍受験テキストですが、インターネットでも購入することが可能です。
100%三種冷凍機械責任者試験に合格を狙うのであれば、購入しておいて損はない参考テキストです。
上記は三種冷凍用の参考テキストです。二種冷凍のSIによる上級受験テキストもインターネットで購入できます。こちらは二種冷凍と一種冷凍兼用になっています。
三種冷凍機械責任者試験前は、過去問の解説をしっかりと確認!
三種冷凍の試験は11月上旬です。
この日の為に仕事が終わってからや、休日に勉強されている人も多いと思います。
三令の試験は、試験前の2週間が本当に勝負なので、過去問題集の解答欄の解説やテキストを再度細かな部分まで目を通して、しっかりと確認することが大切です。
三種冷凍機械責任者試験とは?
設備関係資格の三種冷凍機械責任者試験は、ビルメン業界や冷凍庫を管理する市場や工場などで必要になってきている資格です。
この三種冷凍機械責任者の資格を取得すれば、設備管理のビルメンでも役立ちますし、転職や就職のアピールポイントになることは間違いないです。
ビルメン業界以外でも、需要が高まってきています。
※問題が年々難化してきていて、取得が難しくなってきています。
試験は年に1回!
三種冷凍機械責任者試験は、年に1回しか試験の行われない国家資格でもあります。
問題レベルも簡単ではなく、マークシート方式とはいうものの、過去問をする程度では試験に合格するのは厳しいのが現状です。
ビルメン業界では、三種冷凍機械責任者資格の取得に力を入れている会社も多いくらい、重要で役立つ資格と言えます。
三種冷凍機械責任者試験の時期!
三種冷凍機械責任者試験の行われる時期は、毎年11月の上旬の日曜日に開催されます。
毎年第二週目の日曜日に試験が行われているので、事前に試験の日程を確認しておくことをおすすめします。
高圧ガス保安協会のホームページで詳しい日程や、二種冷凍機械責任者試験についてわかります。
合格率について!
三種冷凍機械責任者試験の合格率は、40パーセントから60パーセントと言われていますが、合格率に幅があるのは、高圧ガス保安協会の開催する講習を受けて科目免除している受験者もいるためです。
講習を受けずに、「法令・保安管理技術」の二科目を受験すると、全国的な合格率は40パーセント程度になります。
決して簡単な試験ではないので、事前にみっちりと勉強しておくことをおすすめします。
講習について!
三種冷凍機械責任者試験では、11月の国家試験を科目免除なしで受験する方法と、6月頃に開催される「保安管理技術」の科目に対する講習が3日間開催されます。
講習の最終日に、検定試験が有りそれに合格すると11月の冷凍機械責任者試験の「保安管理技術」の科目を免除して、「法令」のみの受験で良くなります。
三種冷凍機械責任者試験の「保安管理技術」の科目は、15問出題されます。
6割の正答で合格となります。(合格ライン6割)
三種冷凍機械責任者試験の「法令」は、一週間真面目に本を読んで勉強すれば、9割以上は合格できる内容です。問題数が20問、合格ライン6割(12問以上の正答で合格)となっています。
ビルメンに特に人気のある資格が、三種冷凍機械責任者です。
合格発表!
三種冷凍機械責任者試験の合格発表は、1月の初旬になります。
試験が11月初旬なので、約2ヶ月後ということになります。
しかし、三種冷凍機械責任者試験は、問題用紙も持って帰れるので自己採点ができるメリットがあります。
高圧ガス保安協会の試験の解答は、翌日15時頃にインターネットで公開されるので、合格発表まで待たなくても試験の翌日には合格かどうか分かることになります。
三種冷凍機械責任者試験の勉強方法!
三種冷凍機械責任者試験は、勉強を続けていても合格できないケースが多々出てきます。
なぜかというと、どこを勉強していいか分からず適当に本を暗記したり、過去問だけに集中したりして無駄に勉強する人が多いからです。
三種冷凍機械責任者試験は、基礎が最も大切!
基礎とは、冷凍サイクルと言われる「蒸発・圧縮・凝縮・膨張」のサイクルのことです。
冷媒の各状態の時に温度や圧力がどのような状態に変化しているのか、モリエル線図を使って理解することが本当に大切です。
ビルメン業界で働くと、特に必須の項目です。
冷凍機の初心者は冷媒の流れを理解する!
冷媒の流れを理解していると、問題を見てもイメージが沸くので正しい内容と間違っている内容が即座に分かります。
逆に冷媒の流れや状態を理解していないと、文章を丸暗記する勉強になってしまい、苦痛で大変な上に文章をひねられたら、全く手も足も出なくなります。
三種冷凍機械責任者試験は、文章を意地悪にひねってくるので特に注意が必要なところです。
最短で三種冷凍機械責任者試験に合格する勉強法!
まず、参考書を選ばなくてはいけません。ここが結構大切なところで、全く役に立たない三令の参考書が多いからです。
個人的に思うのは、冷凍の基礎や知識が全くない初心者には、上記の「初めての第三種冷凍機械責任者受験テキスト」という参考書をおすすめします。
私も数年前に、同じような参考書を購入して勉強しましたが、基礎が分からなかったのでこのような本が本当に理解する助けになりました。
取っ掛りには最適な参考書と言えます。
「初めての第3種冷凍機械責任者試験受験テキスト」で合格できる!
私はビルメン業界で働いていますが、同僚も多数がこの本と過去問題集のみを使用し、休憩時間や空いた時間に勉強しています。
この本で受験した人の合格率は高いと思います。
上記の参考書で冷凍の基礎と基本を頭に入れたら、ここからが本番です。
三種冷凍試験は、過去問と同じ問題はまず出ない!
三種冷凍機械責任者試験は、過去問と同じ問題はほぼ出ないと思っておいた方がいいです。
過去の出題傾向を探るのと、試験問題に慣れておくために過去問題集を用意します。
国家資格の過去問の中でも、三種冷凍機械責任者試験の過去問題集は、値段が高めなのがネックです。
「30年度 最新版の冷凍機械責任者試験の過去問題集!」
これは、30年度の最新版の冷凍機械責任者試験の過去問ですが、これはおすすめでもなんでもなく、三種冷凍機械責任者試験を受ける人の9割は使っている過去問題集です。
過去5年分が全て解説付きで収録されているので、実力テスト代わりに5周程度はしておかないと合格できません。
字も細かく結構なボリュームがあるので、時間配分とペースを考えてコツコツ勉強するのがコツです。
三種・二種冷凍機械責任者試験に向けた勉強時間!
勉強時間についてですが、個人の知識やレベルによって若干の差は出てきますが、全く冷凍の知識も経験もなく一からの初心者の場合で、1日2時間を2ヶ月で合格できる力が付いてくるはずです。
毎日必ず2時間勉強すれば合格できる資格ですが、仕事を終えて帰ってきてから資格勉強となるとなかなか進まないのも現実です。
無理のないように、コツコツ毎日勉強することをおすすめします。
勉強の時間を毎日決めただけきちんと取るという、計画性が無いと冷凍機械責任者の試験に合格する事は難しくなってきます。
ビルメン業界では、ビルメン4点セットという名言があるくらい、この資格は重要で意外と難易度が高い資格です。
ビルメン4点セットとは、二種電気工事士・危険物取扱者乙種4類・二級ボイラー技士・第三種冷凍機械責任者の4つの資格のことを指しています。
三種冷凍機械責任者試験の過去問題集を使うポイント!
ポイントと言ってはなんですが、第三種冷凍機械責任者の過去問題集をする上で、気をつけたいことがあります。
何かというと、問題を解いて採点だけして終わることのないようにしたいところです。
この過去問題集の良いところは、解説がメチャクチャしっかりしていることです。
問題を解いて間違えたところの解説を頭に入れて暗記できれば、過去問題集だけでも合格ラインに立てます。
三種冷凍機械責任者試験で不合格になる人の大半は、過去問題集の使い方を知らないのです。
過去問の解説ページだけは、しっかりと読み込んで覚える必要があります。
三種冷凍試験のおすすめ参考書と問題集!
冷凍機械の冷媒や空調の仕組みについてあまり知らない人が理解するには、本当に最適な参考テキストです。
実は私の勤務するビルメン会社にも置いてある本です。分かりやすく噛み砕いて書いてあるので、冷凍が難しいという苦手意識のある方に最適な参考書です。
初めてシリーズも本当に解説が丁寧で、勉強する側の気持ちがわかっている問題集です。
派手な問題集ですが、解説がとてもわかりやすく初心者や冷凍の基礎から勉強したい人にぴったりです。
第三種冷凍機械責任者試験のこの問題集をしたあとに、下記の過去問題集をみっちりすれば合格が見えてくるはずです。
初心者に優しい上記の実力アップ問題集は個人的には、おすすめできる問題集です。
第三種冷凍機械責任者試験の合格を狙うなら、この過去問題集は避けては通れません。
この過去問題集を極めることが、合格への近道です。
間違っても過去問題をしたあと、答え合わせだけで解説を飛ばすのはやめましょう。
この過去問題集の価値は、問題に対する解説に大きな価値が存在します。間違っても解説を飛ばしたらダメですよ~。
11月に行われる第三種冷凍機械責任者試験の合格を、心から願っています。